みなさま、腕時計には、沢山の思いや思い出が時間の経過とともに詰まっていると思います。
長年、腕時計を愛用していると愛着が湧き手放せなくなります。
そんな、大切なお時計を末永くご愛用いただく為に時計電池交換・修理・ベルト交換等の実例を中心に時計に付いてのアドバイスをさせて頂き、皆様の大切なお時計をより長く、ご愛用いただく為にお役立て頂けたらと心底より願っております。
時計電池交換の勧め
腕時計が電池切れで止まっていても使用してないから、いいやと思っていませんか?
電池切れのまま何年も放っておくと電池内部の電解液が漏れる事があります。これは、電池内部のシール劣化等によって引き起こされますが、電池の製造不良により発生する場合もあります。漏れた液をそのままにしておくと端子や回路を腐食させたり、歯車の動きを止めたりしますので調子が悪くなり、止まります。電池切れで止まったら、新しい電池に直ぐ交換する事をお勧めします。また製造不良の少ない国産電池をお勧めします。
※当店では電池交換600円~承ります。
液漏れした時計の状態。折角の高級時計が・・・
腕時計、故障原因の磁気帯電池交換や修理をしたばかりなのに、時間が狂ったり止まったりした事ありませんか?
時計の故障の大きな原因として、磁気帯があげられます。時計に磁気が浴びせられる事により、時計自体が磁力を発生してしまい、時間がすぐにずれたり、動かなくなる事もあります。特に最近では携帯電話の普及により、動作不良の大きな原因とされていますので、取り扱いにはご注意ください。尚、磁気を発生する品として、携帯電話、磁気ネックレスや磁気健康枕、テレビ、マグネットなどがあげられます。しかしながら、5cm以上離していれば磁気の影響はあまり無いと言われています。
腕時計を最適に使用するアドバイス
時計を長期間使い続けると、リューズやプッシュボタンの回りに汚れが溜まり、操作が出来なくなる事があります。日頃からリューズを空回ししたり、プッシュボタンを押すなどの操作を心掛けて、汚れが付かない様にして下さい。
腕時計ベルト・ブレスレット、お手入れに付いて
ベルトは肌着類と同様に直接、常に肌に接して使用しますので、汗やホコリで非常に汚れます。
汚れたままご使用になりますと、ステンレスベルト、及び金めっきバンドでも、錆が発生します。
そのままの状態でご使用しますと、汗を多くかいた場合などに錆や汚れが汗により滲み出し、衣類の袖口を汚したり、又皮膚の弱い方はかぶれたりする事がありますので、常に清潔にご使用ください。
汗をかいた時は、柔らかい吸湿性の良い布などで拭き取って下さい。また、時々柔らかい歯ブラシ等を使い、石鹸水でベルトを洗うなどし、良く手入れをして下さい。
時計本体を台所用ラップなどで包んで水がかからないようにし、洗った後は良く乾燥させて下さい。
時計をご使用になった後、汗等がついている場合は、良く拭き取った後通気性の良い場所に置き、密閉した容器には入れないで下さい。
ステンレスは、鉄にクロームとニッケルを加えて錆にくくしたもので、クロームが空気中の酸素と結合して表面に薄い被膜を形成して錆から守る役割をします。
ただし、ステンレスは錆にくい金属ですが、絶対に錆ない訳ではありません。汗や汚れなどにさらされると、この皮膜が破壊され、錆の発生につながる事があります。
※当店では電池交換の際、お時間を頂ければ、時計、ブレスの簡易外装クリーニングを致します。